研究・学会活動

様々な症例から学び取ったことを、研究成果としてまとめ、学会で発表

ファーコスの薬剤師は常に「患者さまのためにできること」を実践しています。日々の服薬指導を通じて得た情報をもとに研究活動に取り組んでいることも多く、ファーコスの全薬局で共有しているほか、学会で発表しています。また、大学からオファーを受け、大学との共同研究も積極的に行っております。

第77回 国際薬剤師・薬学連合国際会議

平成29年9月10〜14日


発表演題
  • アスリートを支援するためのスポーツファーマシストの役割と活動報告
    発表者:對崎 利香子(ファーコス薬局 ひかり)
発表者レポート 對崎 利香子(ファーコス薬局 ひかり)

日本独自であるスポーツファーマシスト(SP)の紹介と、社内SPチームによる活動について報告してきた。ポスターに立ち寄る人ははじめ、スポーツと薬剤師の関連が不思議なようであったが、SP制度ができた背景として、ドーピング規則違反の原因が選手やサポートスタッフなどの知識不足や無関心にあり、そこに薬剤師が関わることで、様々なサポートをすることができると説明すると、みな「very interesting!」と、興味を持ってくれた。また、オンラインによる薬やサプリメント購入の危険性については、ドーピング違反の件でなくても共感する部分があるようだった。さらには、アスリートをサポートする特別な薬局があるのかとの質問もあり、自分の中でも夢を膨らませることができた貴重な体験となった。今までひたすら前を向いてあゆみを進めてきたが、今回参加して一度立ち止まり、改めて今後の方向性や進む道について考えることができた。また、SP制度ができた背景などを再確認することで初心に帰り、自分の中にある思いや感情を整理するいい機会となり、そしてそれは今後の社内活動のみならず、国内での活動の進展への可能性を広げてくれたと確信している。
(ファーコス薬局 ひかり 對崎 利香子)

第77回 国際薬剤師・薬学連合国際会議

平成29年9月10〜14日


発表演題
  • 健康寿命延伸のためのコミュニティーファーマシーとしての活動
    発表者:樽本 康英(東関東事業部)
発表者レポート 樽本 康英(東関東事業部)

私がこの会議へ参加するに当たっての趣旨は二つあった。一つ目は、世界の医療現場の課題の中で薬剤師がどのように活躍しているのかを知ること。もう一つは、日本の薬剤師の活躍をしっかり伝えていくこと。日本では健康寿命の延伸が重要な課題となっている。世界で類をみない人口減少を辿るなかで、薬局薬剤師が地域コミュニティーの活性化から地域包括ケアシステムまでの繋ぎ役を担うべきと考える。そこで今回、日頃から調剤だけでなく地域住民と関わっている常盤平エリア5薬局による「薬と健康の広場フェスティバル」の取り組みを紹介してきた。とは言え、世界の各国で起こっている現状や課題もさまざまであった。特に発展途上国では貧困により病院への受診が自覚症状のある急性期疾患が主となり、なかなか予防未病まで機能していない。例えば、マレーシアでは病気の予防としてのワクチンはあるものの、積極的な予防接種が難しい。そのため薬剤師が国民に対しワクチンの重要性や国民への理解のための教育を担っている。韓国ではマイナンバー制度は既に機能しており、保険請求先も一つとシンプルである。そのため服用薬の情報も一元管理されており、お薬手帳そのものが存在していない。国の制度や施策といった枠組みだけでは健康増進のための機能は不十分である。今回FIP会議に参加してみてあらためて自分自身が見えている現状というのはほんの一部にすぎず、どの国が正しいというものでもないと痛感している。今一度立ち止まって各国の現状や違いを理解することは物事を進めていく上で非常に参考になる。その国の背景や違いから学び、一工夫に気づくことができるからだ。世界は広い!
(東関東事業部 樽本 康英)

第77回 国際薬剤師・薬学連合国際会議

平成29年9月10〜14日


発表演題
  • 訪問薬剤師としての在宅チーム医療への関わり
    〜療養者本位の命に寄り添うために薬剤師ができること~
    発表者:乙須 舞(ファーコス薬局 たるみやま)
発表者レポート 乙須 舞(ファーコス薬局 たるみやま)

常に頭の片隅にある想い、「限りある命をどう生きるのか、療養者の想いをサポートするにはどうしたらよいのか、薬剤師とは」・・。答えを探す中、ある医師から「オーストラリアの薬剤師は、『薬物血中濃度を測るのが仕事で忙しいのだから意思決定など関わらない、そんな暇はない』と言う。薬剤師が訪問する、という事は世界ではあまり例がないのだよ」と教わった。初めて世界を意識した。会場では、これは日本のスタンダードか?政府からの援助はあるのか?行ってどうする?何ができる?僕は友人(薬剤師)の付き添いで参加しているだけなのでよく解らないけれど、良いと思うよ・・。様々な問題に取り組む世界の薬剤師達と触れ合い、日本をそして自分自身を考える刺激的な一週間となった。FIPはきっかけであり、これからの日々をどう過ごすか、がとても大切だと感じている。
(ファーコス薬局 たるみやま 乙須 舞)

第77回 国際薬剤師・薬学連合国際会議

平成29年9月10〜14日


発表演題
  • 薬剤師の訪問からの投薬ガイダンス
    ~認知症患者を対象としたケーススタディ~
    発表者:齊藤 直裕(ファーコス薬局 新宿)
発表者レポート 齊藤 直裕(ファーコス薬局 新宿)

当薬局には、通院が困難になった患者に対して積極的に訪問し服薬の支援を行なってきた背景がある。その中で認知症患者を訪問したケースを振り返り、日本における薬剤師の訪問業務を紹介した。日本は世界に先駆けて超高齢社会に突入しており、薬剤師が在宅訪問する世界的にも稀な取り組みを行っている。在宅は薬剤師の知識を活かせるフィールドとなり得ることを世界に発信することを目的とした。発表を通して、薬剤師が薬局を出てしまったら薬局が機能しなくなるのではないか?訪問して確認してくるのは薬剤師ではなくワーカーの仕事なのではないか?また、訪問をする対象者の選別はどうしているのか?など海外の先生方からご意見やご質問を沢山いただくことができた。世界的な視野から、費用対効果の評価と現在の薬剤師としての専門職の立ち位置を再度考えるきっかけになった。
(ファーコス薬局 新宿 齊藤 直裕)

第49回 日本薬剤師会学術大会

平成28年10月9〜10日


発表演題
  • カルボシステインによる固定薬疹の一例
    発表者:飯田 仁(ファーコス薬局 あんず)
発表者レポート 飯田 仁(ファーコス薬局 あんず)

初めて筆頭発表者として、ポスター発表をしてまいりました。内容は、以前関わった「カルボシステインによる固定薬疹の症例を薬剤師の視点から考察する」というものです。カルボシステインによる固定薬疹は、①誘発まで時間がかかる、②原因が中間代謝物である、③代謝の日内変動が関わっている、という点において特徴があります。
今回の症例を考察することで、薬剤師による副作用の早期発見や受診勧奨、再発防止に役立てることを目的とし、発表いたしました。会場では多くの方々に興味を持っていただけました。「今後自分の薬局で役立つと思う」というお言葉をいただくなど、喜びと達成感あふれる発表となりました。
右も左も分からない自分が無事発表までこぎつけられたのはすべて、学会経験豊富な先輩方に恵まれ、多くのアドバイスをいただくことができたり、上長や本社教育研修課が一から十まで強力にサポートしてくださったおかげでした。本当にありがとうございました。
そして発表後は全国から集まったファーコスの仲間と懇親会。とても楽しい夜となりました!
(ファーコス薬局 あんず 飯田 仁)


発表演題
  • 授乳期のセルフメディケーションに果たす薬局の役割
    発表者:鈴木 淳之(ファーコス薬局 ドレミ)
発表者レポート 鈴木 淳之(ファーコス薬局 ドレミ)

当薬局は小児科の処方せんをメインで受けていることもあり、授乳期の女性と接する機会が多くあります。授乳期は薬を服用できないと思われがちですが、実際には服用できる薬はたくさんあります。しかし薬は服用できないという思い込みから我慢しているケースや、一般内科を受診しても医療側の理解不足で断乳を指示されるケースが散見されます。
妊娠中の女性とは異なり、授乳期の女性にはサポートする医療者が少ないことに気付き、薬剤師こそが授乳期の女性をサポートする必要性があると強く感じました。
そこでセルフメディケーションのサポート体制を薬局で整え、授乳期でも服用できる一般用医薬品を取り揃えることで、授乳期の女性にも適切な医薬品の供給を行うことができると考えました。
今回は一般用医薬品の当薬局での選定方法、販売実例を報告しました。また、販売する際には授乳期でも服用できると判断した根拠をお伝えしてお薬と一緒に安心も提供できるように努めています。
(ファーコス薬局 ドレミ 鈴木 淳之)


発表演題
  • α-グルコシダーゼ阻害剤の服薬アドヒアランス向上に対する取り組み
    発表者:鈴木 美穂(ファーコス薬局 西尾久めぐみ)
発表者レポート 鈴木 美穂(ファーコス薬局 西尾久めぐみ)

私はグループ企業82薬局で調査した結果を発表させていただきました。発表の内容は、2015年7月から2016年1月末に実施した「セイブル錠のアドヒアランス向上に対する取り組みについて」です。薬局スタッフ皆前向きな気持ちで調査でき、患者さまそれぞれの飲み忘れの原因に対して深く介入し、その原因に合った対応をすることの重要さを改めて感じさせられる調査でした。
日薬の学会には何度か参加した事はありましたが、ポスター発表は初めての経験だったので、発表の話があった時は不安な気持ちもありました。共に調査に協力した複数の薬局などグループ企業と連携し、一緒にポスターを作成させていただきました。
グループ企業とは今まで係ったことがなかったためとても新鮮でした。貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
(ファーコス薬局 西尾久めぐみ 鈴木 美穂)

第49回 日本薬剤師会学術大会

平成28年10月9〜10日


発表演題
  • 在宅薬剤管理指導業務における現状調査と今後の課題について
    発表者:池末 文(ファーコス薬局 中央)
発表者レポート 上地 小与里(ほのか薬局)

ファーコス薬局中央は、人口148万、細長い川崎市のほぼ中央、商業地として発展している溝の口駅から徒歩3~4分にあります。昭和31年に開設された病床数260床の総合高津中央病に隣接しており、平成21年には処方箋受け付け回数が6,000回/月以上の薬局でした。
現在は受付回数2,750回/月、訪問服薬指導件数125件/月となり薬局内の業務も大きく変わりました。
ファーコス薬局中央の担当となりあっという間に3年がたちました。地域包括ケアシステムが構築されていくなか、H28年度にはかかりつけ薬剤師、健康サポート薬局が創設され、ファーコス薬局中央としてのあるべき姿をもう一度考えてみようと思い、今回、在宅業務における薬局内での現状調査を行いました。
その結果を、第49回日本薬剤師会学術大会において「在宅患者訪問薬剤管理指導業務における現状調査と今後の課題について」として口頭発表させていただきました。
2年間で109例の個人在宅患者があり、そのデータを見直すことは大変な作業でしたが、あらためて気づくこと、意外な発見があり、反省点も含めて業務改善にもつながりました。
課題を見つけ、検討し、結果をまとめて発表するという過程の中で、たくさんの気付き、発見、スキルアップ、達成感等々が味わえ、モチベーションアップにもなるかと思います。ぜひ、たくさんの方に学会発表を経験していただきたいと思います。課題は身近にたくさん潜んでいますよ。チェレンジしてみましょう。
(ファーコス薬局 中央 池末 文)


発表演題
  • ラモトリギン(ラミクタール)服用患者の出産と出産後の授乳の考察
    発表者:北谷 豪朗(ファーコス薬局 渋谷)
発表者レポート 北谷 豪朗(ファーコス薬局 渋谷)

私はファーコスに入社する際、3つの目標を立てました。そのうちの1つが「日本薬剤師会学術大会で発表すること」でした。
今回、私が演題に選んだのは「ラミクタール(ラモトリギン)服用患者さまの授乳と出産の考察」です。実際にラミクタールを服用されている患者さまが妊娠・出産・授乳するにあたり、不安に駆られて頂いたお電話が発端です。
調査を進めていくものの、妊娠時・授乳時のデータは少なくメーカーの学術などからも十分な情報は得られませんでした。薬物代謝や臓器移行性、胎盤移行性、母乳移行性など各種データを集め、そこから得られた示唆をもとに主治医に相談をしました。その結果を患者さまにお伝えしたところ、涙ながらに喜んで頂くことができました。
普段の業務を発表することが、結果的に同じ悩みを抱える患者さまのお役に立てるのだと思っています。
発表当日はとても緊張しましたが、多くの薬剤師を前に話す機会は私にとって良い経験となりました。今後も患者さまからの質問や身近な疑問点を掘り下げ、調査の結果を報告していくことを継続していきたいと思います。
(ファーコス薬局 渋谷 北谷 豪朗)


発表演題
  • 来局者から地域へ。活動範囲を広げた認知症対応報告
    発表者:吉田 貴行(ファーコス薬局 常盤平)
発表者レポート 吉田 貴行(ファーコス薬局 常盤平)

昨年の日本薬剤師会学術大会で、主治医と連携した認知症早期発見についてのポスター発表を行いました。(詳細はReport02をご参照ください)
今年は、来局者に対してある程度の成果を上げた私たちが、地域に出て「地域の方々」を対象とした認知症早期発見の為の行動を起こしました。行った内容は、常盤平地区ファーコス薬局5薬局で地域住民を対象とした健康フェスティバルを行い、その中で「物忘れ相談」ブースを設置し、ブースに来られた方やその方の周辺で認知症絡みの問題があった場合、適所に繋げる・・という試みです。
結果は、薬剤師に相談出来る事が浸透していない等あって認知症絡みの問題に遭遇する事はありませんでした。しかしながら、口頭発表の時の質疑応答で私の発表を楽しみにして来たという方がいて、薬剤師が行う認知症に対する「つなぎ」の一つの方法を確立したい気持ちが大きくなりました。地域住民は来局者だけではありません。私たちの挑戦は続いていきます。
(ファーコス薬局 常盤平 吉田 貴行)

第16回 知多半島栄養サポートフォーラム

平成28年6月18日


発表演題
  • 薬剤師の在宅訪問と栄養サポート
    ~試行錯誤の経験から~
    発表者:上地 小与里(ほのか薬局)
発表者レポート 上地 小与里(ほのか薬局)

知多半島栄養サポートフォーラムは、知多半島地域の栄養管理の向上と地域連携を目指し、年2回の学術集会を中心に活動しています。私は、元門前医療機関のDrのお誘いで本会の幹事を仰せつかり、世話人会等にも参加しています。学術集会の一般演題は病院側からの演題が多くなりがちであったため、世話人の先生方から依頼で、この度演題を出すことになりました。

「在宅の薬剤師が普段どんなことをやっているのか知りたい」というのがご要望でしたので、私がこれまでにかかわってきた在宅の事例について、栄養的な視点から分析し、どんな事例にどのように関わってきたか、どんな成果とどんな問題点があったかを発表しました。
薬剤師が在宅患者の栄養サポートにどのように関わっていったらよいかはまだまだ試行錯誤の段階ですが、地域の多職種で協力して地域でNSTの活動をすることが、私の目標です。
(ほのか薬局 上地 小与里)

Report07

第77回 国際薬剤師・薬学連合国際会議

平成29年9月10〜14日


発表演題
  • アスリートを支援するためのスポーツファーマシストの役割と活動報告
    発表者:對崎 利香子(ファーコス薬局 ひかり)
発表者レポート
對崎 利香子(ファーコス薬局 ひかり)

日本独自であるスポーツファーマシスト(SP)の紹介と、社内SPチームによる活動について報告してきた。ポスターに立ち寄る人ははじめ、スポーツと薬剤師の関連が不思議なようであったが、SP制度ができた背景として、ドーピング規則違反の原因が選手やサポートスタッフなどの知識不足や無関心にあり、そこに薬剤師が関わることで、様々なサポートをすることができると説明すると、みな「very interesting!」と、興味を持ってくれた。また、オンラインによる薬やサプリメント購入の危険性については、ドーピング違反の件でなくても共感する部分があるようだった。さらには、アスリートをサポートする特別な薬局があるのかとの質問もあり、自分の中でも夢を膨らませることができた貴重な体験となった。今までひたすら前を向いてあゆみを進めてきたが、今回参加して一度立ち止まり、改めて今後の方向性や進む道について考えることができた。また、SP制度ができた背景などを再確認することで初心に帰り、自分の中にある思いや感情を整理するいい機会となり、そしてそれは今後の社内活動のみならず、国内での活動の進展への可能性を広げてくれたと確信している。
(ファーコス薬局 ひかり 對崎 利香子)

Report06

第77回 国際薬剤師・薬学連合国際会議

平成29年9月10〜14日


発表演題
  • 健康寿命延伸のためのコミュニティーファーマシーとしての活動
    発表者:樽本 康英(東関東事業部)
発表者レポート
樽本 康英(東関東事業部)

私がこの会議へ参加するに当たっての趣旨は二つあった。一つ目は、世界の医療現場の課題の中で薬剤師がどのように活躍しているのかを知ること。もう一つは、日本の薬剤師の活躍をしっかり伝えていくこと。日本では健康寿命の延伸が重要な課題となっている。世界で類をみない人口減少を辿るなかで、薬局薬剤師が地域コミュニティーの活性化から地域包括ケアシステムまでの繋ぎ役を担うべきと考える。そこで今回、日頃から調剤だけでなく地域住民と関わっている常盤平エリア5薬局による「薬と健康の広場フェスティバル」の取り組みを紹介してきた。とは言え、世界の各国で起こっている現状や課題もさまざまであった。特に発展途上国では貧困により病院への受診が自覚症状のある急性期疾患が主となり、なかなか予防未病まで機能していない。例えば、マレーシアでは病気の予防としてのワクチンはあるものの、積極的な予防接種が難しい。そのため薬剤師が国民に対しワクチンの重要性や国民への理解のための教育を担っている。韓国ではマイナンバー制度は既に機能しており、保険請求先も一つとシンプルである。そのため服用薬の情報も一元管理されており、お薬手帳そのものが存在していない。国の制度や施策といった枠組みだけでは健康増進のための機能は不十分である。今回FIP会議に参加してみてあらためて自分自身が見えている現状というのはほんの一部にすぎず、どの国が正しいというものでもないと痛感している。今一度立ち止まって各国の現状や違いを理解することは物事を進めていく上で非常に参考になる。その国の背景や違いから学び、一工夫に気づくことができるからだ。世界は広い!
(東関東事業部 樽本 康英)

Report05

第77回 国際薬剤師・薬学連合国際会議

平成29年9月10〜14日


発表演題
  • 訪問薬剤師としての在宅チーム医療への関わり
    ~療養者本位の命に寄り添うために薬剤師ができること~
    発表者:乙須 舞(ファーコス薬局 たるみやま)
発表者レポート
乙須 舞(ファーコス薬局 たるみやま)

常に頭の片隅にある想い、「限りある命をどう生きるのか、療養者の想いをサポートするにはどうしたらよいのか、薬剤師とは」・・。答えを探す中、ある医師から「オーストラリアの薬剤師は、『薬物血中濃度を測るのが仕事で忙しいのだから意思決定など関わらない、そんな暇はない』と言う。薬剤師が訪問する、という事は世界ではあまり例がないのだよ」と教わった。初めて世界を意識した。会場では、これは日本のスタンダードか?政府からの援助はあるのか?行ってどうする?何ができる?僕は友人(薬剤師)の付き添いで参加しているだけなのでよく解らないけれど、良いと思うよ・・。様々な問題に取り組む世界の薬剤師達と触れ合い、日本をそして自分自身を考える刺激的な一週間となった。FIPはきっかけであり、これからの日々をどう過ごすか、がとても大切だと感じている。
(ファーコス薬局 たるみやま 乙須 舞)

Report04

第77回 国際薬剤師・薬学連合国際会議

平成29年9月10〜14日


発表演題
  • 薬剤師の訪問からの投薬ガイダンス
    ~認知症患者を対象としたケーススタディ~
    発表者:齊藤 直裕(ファーコス薬局 新宿)
発表者レポート
齊藤 直裕(ファーコス薬局 新宿)

当薬局には、通院が困難になった患者に対して積極的に訪問し服薬の支援を行なってきた背景がある。その中で認知症患者を訪問したケースを振り返り、日本における薬剤師の訪問業務を紹介した。日本は世界に先駆けて超高齢社会に突入しており、薬剤師が在宅訪問する世界的にも稀な取り組みを行っている。在宅は薬剤師の知識を活かせるフィールドとなり得ることを世界に発信することを目的とした。発表を通して、薬剤師が薬局を出てしまったら薬局が機能しなくなるのではないか?訪問して確認してくるのは薬剤師ではなくワーカーの仕事なのではないか?また、訪問をする対象者の選別はどうしているのか?など海外の先生方からご意見やご質問を沢山いただくことができた。世界的な視野から、費用対効果の評価と現在の薬剤師としての専門職の立ち位置を再度考えるきっかけになった。
(ファーコス薬局 新宿 齊藤 直裕)

Report03

第49回 日本薬剤師会学術大会

平成28年10月9〜10日


発表演題
  • カルボシステインによる固定薬疹の一例
    発表者:飯田 仁(ファーコス薬局 あんず)
発表者レポート
飯田 仁(ファーコス薬局 あんず)

初めて筆頭発表者として、ポスター発表をしてまいりました。内容は、以前関わった「カルボシステインによる固定薬疹の症例を薬剤師の視点から考察する」というものです。カルボシステインによる固定薬疹は、①誘発まで時間がかかる、②原因が中間代謝物である、③代謝の日内変動が関わっている、という点において特徴があります。
今回の症例を考察することで、薬剤師による副作用の早期発見や受診勧奨、再発防止に役立てることを目的とし、発表いたしました。会場では多くの方々に興味を持っていただけました。「今後自分の薬局で役立つと思う」というお言葉をいただくなど、喜びと達成感あふれる発表となりました。
右も左も分からない自分が無事発表までこぎつけられたのはすべて、学会経験豊富な先輩方に恵まれ、多くのアドバイスをいただくことができたり、上長や本社教育研修課が一から十まで強力にサポートしてくださったおかげでした。本当にありがとうございました。
そして発表後は全国から集まったファーコスの仲間と懇親会。とても楽しい夜となりました!
(ファーコス薬局 あんず 飯田 仁)


発表演題
  • 授乳期のセルフメディケーションに果たす薬局の役割
    発表者:鈴木 淳之(ファーコス薬局 ドレミ)
発表者レポート
鈴木 淳之(ファーコス薬局 ドレミ)

当薬局は小児科の処方せんをメインで受けていることもあり、授乳期の女性と接する機会が多くあります。授乳期は薬を服用できないと思われがちですが、実際には服用できる薬はたくさんあります。しかし薬は服用できないという思い込みから我慢しているケースや、一般内科を受診しても医療側の理解不足で断乳を指示されるケースが散見されます。
妊娠中の女性とは異なり、授乳期の女性にはサポートする医療者が少ないことに気付き、薬剤師こそが授乳期の女性をサポートする必要性があると強く感じました。
そこでセルフメディケーションのサポート体制を薬局で整え、授乳期でも服用できる一般用医薬品を取り揃えることで、授乳期の女性にも適切な医薬品の供給を行うことができると考えました。
今回は一般用医薬品の当薬局での選定方法、販売実例を報告しました。また、販売する際には授乳期でも服用できると判断した根拠をお伝えしてお薬と一緒に安心も提供できるように努めています。
(ファーコス薬局 ドレミ 鈴木 淳之)


発表演題
  • α-グルコシダーゼ阻害剤の服薬アドヒアランス向上に対する取り組み
    発表者:鈴木 美穂(ファーコス薬局 西尾久めぐみ)
発表者レポート
鈴木 美穂(ファーコス薬局 西尾久めぐみ)

私はグループ企業82薬局で調査した結果を発表させていただきました。発表の内容は、2015年7月から2016年1月末に実施した「セイブル錠のアドヒアランス向上に対する取り組みについて」です。薬局スタッフ皆前向きな気持ちで調査でき、患者さまそれぞれの飲み忘れの原因に対して深く介入し、その原因に合った対応をすることの重要さを改めて感じさせられる調査でした。
日薬の学会には何度か参加した事はありましたが、ポスター発表は初めての経験だったので、発表の話があった時は不安な気持ちもありました。共に調査に協力した複数の薬局などグループ企業と連携し、一緒にポスターを作成させていただきました。
グループ企業とは今まで係ったことがなかったためとても新鮮でした。貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
(ファーコス薬局 西尾久めぐみ 鈴木 美穂)

Report02

第49回 日本薬剤師会学術大会

平成28年10月9〜10日


発表演題
  • 在宅薬剤管理指導業務における現状調査と今後の課題について
    発表者:池末 文(ファーコス薬局 中央)
発表者レポート
池末 文(ファーコス薬局 中央)

ファーコス薬局中央は、人口148万、細長い川崎市のほぼ中央、商業地として発展している溝の口駅から徒歩3~4分にあります。昭和31年に開設された病床数260床の総合高津中央病に隣接しており、平成21年には処方箋受け付け回数が6,000回/月以上の薬局でした。
現在は受付回数2,750回/月、訪問服薬指導件数125件/月となり薬局内の業務も大きく変わりました。
ファーコス薬局中央の担当となりあっという間に3年がたちました。地域包括ケアシステムが構築されていくなか、H28年度にはかかりつけ薬剤師、健康サポート薬局が創設され、ファーコス薬局中央としてのあるべき姿をもう一度考えてみようと思い、今回、在宅業務における薬局内での現状調査を行いました。
その結果を、第49回日本薬剤師会学術大会において「在宅患者訪問薬剤管理指導業務における現状調査と今後の課題について」として口頭発表させていただきました。
2年間で109例の個人在宅患者があり、そのデータを見直すことは大変な作業でしたが、あらためて気づくこと、意外な発見があり、反省点も含めて業務改善にもつながりました。
課題を見つけ、検討し、結果をまとめて発表するという過程の中で、たくさんの気付き、発見、スキルアップ、達成感等々が味わえ、モチベーションアップにもなるかと思います。ぜひ、たくさんの方に学会発表を経験していただきたいと思います。課題は身近にたくさん潜んでいますよ。チェレンジしてみましょう。
(ファーコス薬局 中央 池末 文)


発表演題
  • ラモトリギン(ラミクタール)服用患者の出産と出産後の授乳の考察
    発表者:北谷 豪朗(ファーコス薬局 渋谷)
発表者レポート
北谷 豪朗(ファーコス薬局 渋谷)

私はファーコスに入社する際、3つの目標を立てました。そのうちの1つが「日本薬剤師会学術大会で発表すること」でした。
今回、私が演題に選んだのは「ラミクタール(ラモトリギン)服用患者さまの授乳と出産の考察」です。実際にラミクタールを服用されている患者さまが妊娠・出産・授乳するにあたり、不安に駆られて頂いたお電話が発端です。
調査を進めていくものの、妊娠時・授乳時のデータは少なくメーカーの学術などからも十分な情報は得られませんでした。薬物代謝や臓器移行性、胎盤移行性、母乳移行性など各種データを集め、そこから得られた示唆をもとに主治医に相談をしました。その結果を患者さまにお伝えしたところ、涙ながらに喜んで頂くことができました。
普段の業務を発表することが、結果的に同じ悩みを抱える患者さまのお役に立てるのだと思っています。
発表当日はとても緊張しましたが、多くの薬剤師を前に話す機会は私にとって良い経験となりました。今後も患者さまからの質問や身近な疑問点を掘り下げ、調査の結果を報告していくことを継続していきたいと思います。
(ファーコス薬局 渋谷 北谷 豪朗)


発表演題
  • 来局者から地域へ。活動範囲を広げた認知症対応報告
    発表者:吉田 貴行(ファーコス薬局 常盤平)
発表者レポート
吉田 貴行(ファーコス薬局 常盤平)

昨年の日本薬剤師会学術大会で、主治医と連携した認知症早期発見についてのポスター発表を行いました。(詳細はReport02をご参照ください)
今年は、来局者に対してある程度の成果を上げた私たちが、地域に出て「地域の方々」を対象とした認知症早期発見の為の行動を起こしました。行った内容は、常盤平地区ファーコス薬局5薬局で地域住民を対象とした健康フェスティバルを行い、その中で「物忘れ相談」ブースを設置し、ブースに来られた方やその方の周辺で認知症絡みの問題があった場合、適所に繋げる・・という試みです。
結果は、薬剤師に相談出来る事が浸透していない等あって認知症絡みの問題に遭遇する事はありませんでした。しかしながら、口頭発表の時の質疑応答で私の発表を楽しみにして来たという方がいて、薬剤師が行う認知症に対する「つなぎ」の一つの方法を確立したい気持ちが大きくなりました。地域住民は来局者だけではありません。私たちの挑戦は続いていきます。
(ファーコス薬局 常盤平 吉田 貴行)

Report01

第16回 知多半島栄養サポートフォーラム

平成28年6月18日


発表演題
  • 薬剤師の在宅訪問と栄養サポート
    ~試行錯誤の経験から~
    発表者:上地 小与里(ほのか薬局)
発表者レポート
上地 小与里(ほのか薬局)

知多半島栄養サポートフォーラムは、知多半島地域の栄養管理の向上と地域連携を目指し、年2回の学術集会を中心に活動しています。私は、元門前医療機関のDrのお誘いで本会の幹事を仰せつかり、世話人会等にも参加しています。学術集会の一般演題は病院側からの演題が多くなりがちであったため、世話人の先生方から依頼で、この度演題を出すことになりました。
「在宅の薬剤師が普段どんなことをやっているのか知りたい」というのがご要望でしたので、私がこれまでにかかわってきた在宅の事例について、栄養的な視点から分析し、どんな事例にどのように関わってきたか、どんな成果とどんな問題点があったかを発表しました。
薬剤師が在宅患者の栄養サポートにどのように関わっていったらよいかはまだまだ試行錯誤の段階ですが、地域の多職種で協力して地域でNSTの活動をすることが、私の目標です。
(ほのか薬局 上地 小与里)

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